archivist_kyoto の雑記帳

ネタを考えるための雑記帳です。 NO HUG NO LIFE

第19回 #図書館総合展 のメモ(身辺雑記的に)

図書館総合展とは

 
図書館総合展は、毎年11月初旬に横浜で開催される、図書館と関連施設や関連機能にかかわる、見本市+フォーラムです。
例年、3日間の開催でのべ3万人が参加するという一種の祝祭であります。
関係者ではよく言われますが、コミケみたいなものらしい(古本市とは違うのか?(コミケ未経験者))。
 
詳しくはこっち。
 しつこく毎年の記録をつけてるブログはこっち。
 僕みたいな、業界どまんなかじゃない、遠い目の関係者が参加してもだいたいこういう感想になる。
 

 

 
で、ありがたいことに、この数年、どこかのフォーラムには呼んでいただけるので、いろいろ無理して日程を調整してでも参加する動機を得られております。
 
 

フォーラム登壇

 
ところが、今年は、3フォーラム、それも全部違うネタでしゃべれ、という、どう考えてもあまりまともじゃない状況に追い込まれました。
流れに任せて「面白いですね」とか「こういう考え方ありますね」とかやってて、気が付いたらこういうことになったという。
 
1個目(11月8日(2日目) 1コマ目)

www.libraryfair.jp

報告資料なぞはこっちのなかに
 
2016年の総合展で着手宣言して、進めているプロジェクトの一つ。
 
僕としては、図書館の基盤たるべき、情報資源の管理が実は悲惨なことになっているのをちょっとでも改善しましょう、せめてそういうマインドを、図書館員含め文化資源にかかわる人間は持ちましょう、という思いで参加しているもの。
場とか、支援とか、イベントとかは、基盤を考え抜いて出てくるもの。そうじゃなかったらそれぞれの方面のプロはほかにいるので、その劣化版をコップの中でやってるに過ぎないわけで。
 
上記の思いはともかく、今年はフォーラムのタイトルをつけて、それでお役御免かと思ってたら結局しゃべることになってました(ほんまに自覚なかった)。
まだ成果がまとまった状況ではない進行報告のフォーラムなので、大枠は去年のフォーラムとあまり違わないのですが、こちらに変な気負いがない分、少しく問題に切り込めはじめたんじゃないかと。
 
参加いただいた方の感想をみつけたので。

 2個目(11月9日(3日目) 1コマ目)

www.libraryfair.jp

報告資料はこっち(あとで全体の補足予定)

researchmap.jp

 

これはネタ的に一番悩んだもの。当日朝にようやくスライドを作りました。

 

2016年3月に公開した中期計画の担当なんですが、その時のドキュメントに、ついつい「知的な交流の場」という文言を書き込んでしまって以降、「知的」ってなんじゃ、ということを微妙に悩んでいた(多分ほかの人は悩んではない)。

で、今回ありがたいことに「知的生産」という観点から考え直す機会になりました。
事前のやりとりとスライド作成、そしてフォーラムでのやり取りで、ちょっと見えてきた。というか、壇上でひとり興奮してたっぽい。

いくつかあるけど、MLAの機能に引き付けると「他者から意識的に受け継ぎ、他者に意識的に受け渡す」というあたりがキーになりそう。


スライドには報告の狙い的に「みんなで不幸せに/幸せになろうよ」と書いてましたが、最後には僕だけが幸せになってしまった。
なんか申し訳ないけど、まったく反省はしてない。

 

3個目(11月9日(3日目) 3コマ目)

www.libraryfair.jp

報告資料はこっち(あとで全体の補足予定)
researchmap.jp

 

これはもうおひとりの報告者が事例報告に徹することはわかってたのと、こちらはこのネタではまだまだ事例というほどのものがないので、大きめの話に振ったもの。

 

今のディスカバリーサービスのシステムやメニューにこだわるものではないのですが、せっかくトライアル中ということもあるので、そこで見えてる課題(かといって、飯野さん@佛大がだいたい指摘したりクリアしたりしてる)について指摘した。

ただ、これは実は本質的にはベンダー側の課題じゃなくて、ユーザーである我々がなにもできてない結果じゃないですか、一緒にやりましょう、ってあたりを最後のスライドに込めたもの。

 

ちょっとフロアの反応は読めてない。

まずはコーディネーターに伝わればよいかなあ、と。


周辺ネタ3つ

 
声出し隊
 
吉例の渋田さんプロデュース大懇親会(8日夜開催)では、急遽、声出し隊を組織しました。
今回は会場の構造と人数の関係で、司会者(主に渋田さん)のアナウンスが特に通りにくかったために、周りの40代男子に声をかけて、無事結成となったものです。
 
誰かがマイクを握ると会場の各所からその背後に参集し、拍手し・コールをし、注目を集めるようにしました。まずは効果あったはず。
なお、最後のくじ引き大会では、当たった方をほめたたえる機能まで追加されました。
 
非体育会・非演劇・非追っかけで、普段物静かな僕としては、実はここでかなり体力と喉を使った気がします。

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徹子の部屋
 
登壇やその準備や声出し隊であんまりしんどいので、空き時間は最低限のミッションと挨拶まわりに終始しました。
本来は情報収集のためにも、がっつりの企業・団体ブースを順番に回るべきですが…
 
で、それでも疲れ果て、どっかのブースや中央にある休憩ゾーンで座り込んでいると、いろいろ見知った顔が通るので、次々声掛け、声掛けられして、徹子の部屋状態に。
 
これ、毎年の現象ではあるけど、これをうまく活かしたいなあ、と思わんでもない。
 
 
LoY2017
 
なお、上記の大懇親会で、改めての表彰式があったのですが、うしろの方でこそこそと、2~3人で、トロフィーなどの管理をしたりしてました。
特に授与後、「巻物をタケノコにする学芸員」とか言われながら、賞状を巻いて筒に入れたのは僕です。歪んでたらごめんなさい。
 
 

来年に向けて

 
いろいろ行きがかりがあって、来年はもうちょっと関りが深くなるかも。
最終日の最後の時間帯に有象無象が集まって立ち話したのが発端。
その時の名言としては、「大輪の花と養分」「蝿しかよってこない」「壁か肉体の壁」なぞがあります。これを具現化する。
 
なおなお、以下のようなことを言ったことになってるみたいなので、その声にもこたえる形で。