archivist_kyoto の雑記帳

ネタを考えるための雑記帳です。 NO HUG NO LIFE

心機一転のご挨拶

わざわざこんなwebの辺境?までおいでいただく方の何割かはすでにご存じかもですが*1、この度、14年間籍をおいた京都府職員を無事に馘首になり、

東京大学大学院 情報学環 特任准教授

として着任しました*2


寄附講座での2年7ヶ月というごく短い任期ですが、せっかくの機会を活かすべく決断しました*3

こちらでは、DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座に席をおきます。
職務的にはこの講座の活動のうち、「学術電子コンテンツ活用およびデジタルアーカイブ構築に関わる制度基盤整備」あたりを中心にやることになるのかと。

つまりは、広い意味でのアーカイブズを、デジタルや制度からのアプローチで考えていくことになります。そこには文化資源から考えるMLAの課題や人材の話なども絡んでくるでしょう。

また、「長尾構想を僕たちの世代で受け継いでいく」という、たまにいってる本音とも密接につながると思っています*4

非常に流動的な立場ですが、デジタルアーカイブを正面に捉えたポストとして業界的には貴重だという自覚があります。短期間でもしっかり成果を出して、社会的にも個人的にも次につなげられるよう、頑張りたいと存じます。

ただ、なにもかもに力足らずで、何かにつけみなさまに頼ってばかりになるのは目に見えています。ここまで読んだ諸賢にはもうあきらめていただいて、僕からのお願い事やダメそうなアイデアにしっかりお付き合いください。

また、必要に応じて是非お使い立てください。中身はなんともならんでも、その場にいればにぎやかしにだけはなることは、これまた諸賢がよくご存じだと思います。


そして、関西、特に京都でお世話になってる方々へ。

普段まったく言わないですが、関西と京都が僕にとってのホームフィールドだと思っています。

そう思って、この20年以上、僕は関西を中心に活動してきました。特に、京都は街角で偶然知人に出会える街。そして、出会ったときにすぐに大事な話が出来る街です*5。そういう京都が僕は好きです。そして関西の野党的気分のなかで自己形成してきた自覚があります。

任期との兼ね合いや、やり残したこともあり、この2年7ヶ月は生活拠点を東西に置いての往復生活になると存じます。つまり関西に積極的に出没したいです。お見捨てなきよう、是非いろいろとお申し付けください。 


まずは、ご報告まででした。

みなさんには、ますますのご鞭撻をお願いするところです。
また、各所でお目にかかります。



*1:というか、こんなに人事情報が事前に駄々洩れでよいのかと。いろいろ思惑あってではあるんですが…

*2:1日に東京におれず、いま辞令もらってきました。採用予定証明書は下宿を借りる関係もあって、早めにもらってましたが、退職願(手書き!)を早々出してたので、上記の駄々洩れのこともあってヒヤヒヤしました…

*3:任期は2021年10月31日までです。つまり東京オリンピックの狂騒を、そのど真ん中で体験することになるという…

*4:最近では文化勲章受賞祝賀会で、酔っぱらってた上に不意打ちで挨拶させられた時に、せっぱつまってご本人を目の前にして申しました。しかし長尾さんは覚えておられない気がするので命拾いしました

*5:その意味では大きな田舎だとは思います